国際協力をテーマにしたフェスティバルを紹介
日本は戦後、国際機関や世界各国から、援助や支援をたくさん受けました。
食糧などの物資は人々を元気づけ、鉄道や道路などインフラシステムの整備資金の援助や人材育成支援により、日本は発展を遂げたのです。今日、日本が便利で豊かなのは、世界の人々のおかげなのです。
そんな日本は1954年10月6日、戦後わずか約10年あまり、日本は被援助国から援助国になるべく、国際機関のコロンボ・プランに加盟(閣議決定)します。
日本が国際社会の一員となったその日を記念して、「国際協力の日」が定められたのです。
日本各地ではその日前後を中心に、グローバルフェスタ以外にも国際協力をテーマにしたフェスティバルが多く開かれています。
その国際協力関連のイベント・おまつりを(一部ですが)ここでいくつかご紹介します。
どのおまつりも、国や人種など関係なく、どんな人も楽しめるイベントです。興味をお持ちになったら、ぜひ調べて足を運んでみてください。
ワンフェスユース
参考HP | https://owf-youth.com/index.html ↗
ワンフェス・for Youthとは、国際交流・国際協力をテーマにした関西の高校生を中心とするフェスティバルです。貧困・飢餓・環境破壊などの国際問題やSDGsをコンセプトに、ワークショップやトークショーなどを高校生たちが自ら企画・運営しており、毎年数千人の参加者が集まります。
若い世代が国際的な視野を持ち、意見交換・情報交換・発表の場をつくり、国際交流・協力に関わる様々なセクターがつながることを目的としています。
One World Festival | 国際協力のお祭り ワン・ワールド ・フェスティバル
参考HP | https://onefes-live.net/ ↗
ワン・ワールド・フェスティバルとは、平和・人権・環境・貧困など、地球上で起きている問題が、日本の私たちの生活と密接に結びついていることを市民に知ってもらいたいという思いで始まった、西日本でもっとも規模の大きな国際協力のイベントです
。舞踏や音楽のライブステージ、国際問題やSDGsをテーマとしたセミナー、スポーツ交流など、多彩なプログラムを通して国際交流をすることができ、文化への知見を深めることができます。
ワールド・コラボ・フェスタ
参考HP | https://www.world-collabo.jp/2019/ ↗
ワールド・コラボ・フェスタは、国際交流・国際協力・多文化共生などをテーマとしたイベントです。市民、NGO、NPO、企業、行政が参加して、音楽パフォーマンスや、体験プログラム、展示、民芸品の販売などが行われます。
持続可能な社会の実現のために何ができるか、文化交流を通して楽しく学び、考える機会を与えてくれるでしょう。毎年数万人規模の来場者があります。
よこはま国際フェスタ
参考HP | http://yokohama-c-festa.org/ ↗
横浜といえば、鎖国から開国への流れが起こった現場とも言える土地です。毎年大きなテーマや開催場所は変わりますが、横浜だからこそできる、「国際協力・多文化共生」を掲げたおまつりが、よこはま国際フェスタです。
食文化を堪能できるや雑貨民芸品、そしてダンスや歌などのステージで国際色豊かに毎年にぎわっています。
奥能登国際芸術祭
参考HP | https://oku-noto.jp/ja/index.html ↗
石川県珠洲市(能登半島)の地域一体となって取り組んでいるのが、奥能登国際芸術祭です。
世界から集まったアーティスト渾身のアート作品が、空き家が多くなっている能登半島の景色に溶け込む芸術祭です。約2か月間ほど続くため、自分の予定を繰り合わせて見に行くことができるのがうれしいイベントです。
協力隊まつり
参考HP | https://www.facebook.com/jocvfestival/ ↗
協力隊まつりとは、JICA海外協力隊の関連団体(帰国した元隊員が立ち上げた団体等も含む)が集まるおまつりです。世界の民芸品や音楽、街や人の紹介や、世界各地での福祉ボランティア活動の内容や、帰国後の活動を紹介するイベントです。
いきいきとしているボランティア経験者たちの催しですが、どなたでも参加できるため、いったことのない国や知らない地域の理解も深まるでしょう。